アントワン　その2 - とりあえず走りだしました！

その1 からの続きです。

アントワンからの連絡を受けて、さっそくUTMF（富士山ぐるぐる）のサイトに行ってみるとその年の開催日は9月23日〜25日。まさかの私の日本行き数日前。

航空券は変更可能だしw。

しかも丁度ボランティア募集しているしw。

こうなったら、あの夏のご恩返し、応援に行くしかないでしょーということになり、ボランティは抽選らしいが、とりあえず申し込んでみる。

そして、アメリカ旅行中に以下のメールを受理します。

ぜひ、通訳ボランティアとして大会へのお力添えを宜しくお願いいたします。

「大池公園　9月24日（土）9時～20時」

「大池公園　9月25日（日）6時～14時」

・長時間の活動場所に関しては「仮眠・休憩」等が含まれます。

・同じ時間帯に2人以上の通訳ボランティアが配置される場所は、担当者同士で「仮眠・休憩」を話し合いで決めていただく場合もあります。

ボランティア未経験だけど当たったし（笑）

当然ですけど、ボランティアも大変な感じです。加えて「食事は持参で」とありましたです〜。

私は、さすがにスタートの23日からの3日間は体力が続かないと思い、夜行バスで地方から向かうこともあって、2日間の希望にしました。

アントワンに早速これを報告し、「目標ゴール時間は？」とか聞いてみたところ、「レース前に予想時間を口外すると、結果が悪くなるというジンクスがあるので言えない」とか、も〜ホント面倒くさいこと言うし（笑）　

しかたがないので去年のUTMBの結果から、だいたい35時間くらいだろうと予測し計算してみる。

私のボラ担当場所の「大池公園」はスタート/ゴール地点。

9月23日（金）の13時スタートだから、順調に行った場合、彼のゴールは24日の深夜から25日の1am頃の間くらいか。

お〜！ボランティアの休憩時間中のゴールとなって丁度ヨシ！

ゴールで待ってるからアントワンがんばれヨ！！

ご存知の皆さんは既に結果は分かっていると思いますが、結局、台風の影響の大雨で超悪天候のコンディションだったのです。

私は22日の夕方に日本に到着したのですが、実家で待機している時もアントワンから着々とメッセージが入り、私もドキドキです。

「天気悪いよ〜でもこのくらいなら大丈夫」

「悪天候でコースが変更されるとアナウンスがあった」

「コース変更された、全長距離が2km 延長され、その分累計標高が 200mマイナスされた」

「到着後の週初めは東京と京都見物をして楽しかった」

えええー！　ウルトラトレイルの前に足を沢山使って観光してたの💧　

それも京都まで行ったりして、すごいなあんた。（笑）

そうこうしながらも、河口湖周辺の天気予報はどんどん悪くなるw。

日本の家族からも、「ボランティアで何の保証もないのに警報の出ているところに、夜行バスで1人で乗り込むの〜？」とかたしなめられるw。（ごもっともでございますハイ）

夜行バスの時間も迫ってくるけど、でもどんどん天気は悪くなり警報もそのまま、迷いに迷い最終的にギリギリのところでボランティアの責任者の方に連絡し、申し訳なくも辞退させていただきました。

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（それなのに、後日この様なものも送って頂き本当に恐縮です。）

レースは最終的に主催者側の判断で、A3麓までの49kmで終了予定でスタート、アントワンなんかは160kmを走るつもり満々だったのに、最終的にはまさかの44km 終了で、彼なりに色々葛藤があったようですが、日本人の私には全部を吐き出せないみたいで‥‥

その後の彼からのメッセージの内容は「がっかりした〜」ばかりのUTMFショック。

そんな訳で、結局彼とは日本ではあえず、パリに帰ったあと、ほとぼりが冷めた頃に連絡してみたのですが、UTMFショック解消のために早速フランスで開催されるゆるい100kmに登録したとかいう 💦

そして日本滞在自体はとっても気に入ったとのことで私もホッとしました。

ただし、「Chou（キャベツのことシュークリームの ¨シュー¨ ね）を小麦粉でまとめたコンパクトな（密度の高い）クレープだけは頂けない」と言ってましたが、多分お好み焼きのことでしょう（笑）

私なんて食べたくなったら夢見る程なのに〜。

それにしてもいつかUTMBでボランティアとして選手を応援したいな〜。

それで関門に引っかかって失格となった選手の方々に「お疲れ様でした〜。ちょっとこちらで休憩して頂いてから、あちらのロープーウェイ行きのシャトルに乗ってくださいね〜」とか日本人には日本語で案内したいものです〜w。

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早速アントワンから今年の夏の予定の連絡がきました。

今年ももちろんシャモニーで夏を過ごし（トレーニングし　と言いなさい　笑）、今年はUTMBには参加せず（超残念アメリカからMockoと誠司選手くるのに〜）、そして、10月にインド洋レユニオン諸島のマダガスカルで開催される「La diagonale des fous」173 kmのウルトラレースに参加するそうです。

直訳すれば「バカ者達の対角線」、両側が崖っぷちの細い道を走るシチュエーションが沢山あって、毎年一人は落ちて死ぬとかいう噂のレースです。

アントワンそんなところまで行っちゃったか〜（笑）

http://www.aandf.co.jp/fieldreport/fieldreport_2014_12_yamamoto_kenichi_reunion2014

https://ja.wikipedia.org/wiki/レユニオン

最近彼女ができたらしく、毎夏のバカンスはシャモニーの山トレばかりだと彼女をキープするのに厳しいそうで、（そりゃあそうでしょ〜　笑）

今年はインド洋でレースして、その後は透き通った南国のビーチで彼女と一緒にバカンス気分を味いましょう〜ということだそうです。　

男のロマンを追うのは大変だのう〜（笑）

Bonnes Vacances！

（こんだけアルファベット書いても発音は ¨ボンバカンス¨ だけで仏語疲れる　笑）

Bisous

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足の甲の痛みは無くなったかと思えばぶり返す。