とりあえず走りだしました!

2017年2月20日に右側の人工股関節置換術をし、2012年から始めたランニングが続けられるのか? の記録です。

Fresno CA

初めて1人でアメリカに行ったのはティーン終わり頃で、夏休みのサマースクールに参加した1ヶ月半の留学だった。

場所はFresno CA

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SFの空港に到着して、迎えに来てくれたホストファミリーと3時間くらい南に車で移動したのだが、どんどん変わって行くハイウェイ周辺の田舎 というか何もない砂漠っぽい風景に早速心配になった。

到着してみると予想通り小さなダウンタウンに、周りは広大なコットンフィールドとアーモンド畑ばかり。

ホストファミリーは両親、大学生の息子、高校生の娘の4人の構成。

お父さんのピートは印刷会社に働き、お母さんのダイアンは銀行のテラー、大学生の息子のアンディはUniv. Fresnoに通いフットボールの選手、娘のケイティはそばかすがあったけど気のよい金髪の美人さんで、ハイスクールのチアガールをしており、男の子がかわりばんこで車で迎えに来てモテモテな感じだった。

今思うとアメリカのお昼のTVシリーズに出て来そうな典型的な家族。

その当時ダウンタウンといったらスーパーマーケットの周りにあるファミリーレストラン(こんな感じの)
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アメリカンダイナー風のバーガーショップか

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あとはドライブイン系のレストランとか、メキシカンレストラン数件で

ダウンタウンからちょっと離れた畑の中の一角にチャイニーズとアジアンフードのグローサリーが1件づつあった。

毎週末は車で1時間程のヨセミテやセコイヤナショナルパークに観光 + ハイキングに連れてってくれた。当時の私は、そんなすっばらしい大自然も「ふ〜ん」という印象だったが、後でハマることになった。

ヨセミテ国立公園 - Wikipedia

ここはヤバいよ。数年後にベイエリアに本格的に留学した後、何度も通った場所。今となってはリタイアしたらボランティアで働きたい所の1つ。生涯ボランティアの契約でグリーンカードを取ってくれないかしら〜(笑)

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ほらほら‥‥ね。

セコイア国立公園 - Wikipedia

ここも素晴らしい、想像を越える大木の大きさには圧巻される

 

お父さんのピートに「〇〇ko! 今日はBBQだー!」と言われて、焼き肉風を頭の中で描いた私はとても嬉しかったのだけど、実際はひき肉を丸い型にしたものを屋外で焼いて、自分でバンズにケチャップ、マヨネーズだのなんだのを塗って、ハンバーガーにして食べるというのがアメリカのBBQだと知ったのもここ。

コカコーラのことを「coke」と呼ぶのも新鮮だった。

お母さんのダイアンは、ネイルが大好きで。家事で自慢の爪が欠けたり折れたりすると、この世の終わりのように沈んでいたが、いつも鼻歌を歌っている基本的には陽気な人だった。

一度「ロスで流行っている Sushi を作ってくれ」と言われて、どこかから入手してきた海苔、すし酢と丸い米を出されたが、当時の私は日本のカレーのルーを使ったカレーライス程度しか作れなかったので非常に困った。中身はアボカドとキュウリだけで、ご飯は芯が残った適当な巻物を作ったが、チャイニーズのお醤油を付けながら美味しい美味しいと食べてくれた記憶。(今だったらネットで簡単に調べられるのにね)

大学生のアンディは、その体格からアメフトのディフェンス担当だったと思うけど、背はそれほど高くなく、首と二の腕がえらく太くて熊のような印象で、多分2、3歳年上なだけなのにすごく大人っぽくて、まっすぐ目をみて話すのが怖かった。

いつも食事の時に「put some cheese on it!」と言って、どんなディッシュにもチーズを削って加えていたので、冷蔵庫にはいつもレンガ大のチェダーチーズが常備されていた。

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ハイスクールのケイティとは、お風呂場をシェアしていたのだが、一旦入るともう長くて長くて、朝の泡風呂とかやってたし、ヘアアイロンで髪をクルクルにして出てくるまでが毎朝待ち遠しかったこと。

チアガールの衣装でポンポンを持って、ハイスクールのアメフトチームを応援している姿はテレビでみたそのものでキュートだったな〜。

週末は、家族でA&WにてハンバーガーとRoot beer float というのが多かった。

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ルートビア - Wikipedia

Root Beer その独特な味、苦手な人多いですけど一度ハマるとヤミ付きに。(もっちゃん、最初は歯磨味だけど一度フロート試してみてよ〜 シリアルのマジック味よりはイケる。笑)

その後、ピートからは運転を教えてもらった。

数年後に本格的な留学でベイエリアに着いた時、来い来いというのでアムトラック(アメリカの荒んだ長距離列車)でこの家族を訪問。

「CAのドライバーズライセンスを取ってみるか?」と言われ、私は気軽に「うんうん」。そこから何だか毎日少しづつ運転を教えてもらい、練習は彼のピックアップトラック、試験はその車を持参。最終的にはDMV(Department of Motor Vehicles)に連れてってもらい確か1週間くらいのピートとの特訓と、受験料15USDで一発で受かった記憶。まっすぐ進めて、曲がれて、まっすぐ駐車できれば良かった感じ。しかも試験の道路は、だだっ広くて他の車は全然通らなかったんだもの〜(笑)。サンフランシスコだったら坂駐車もあるし受かるのはなかなか難しかっただろう。

その時、筆記試験に英語を話さないメキシカンの人達用にスペイン語版があると知って「さすがアメリカ」と驚いた。

ここで取得した免許証は色々ととても役にたったナ。

 

去年ヨセミテに行った時、懐かしのフレズノに一泊して、記憶に残るその辺りをグルグルしてみたが当時の印象はぶっ飛ぶ程大都会になっていた。

でも、途中のどこまでも広がる壮大なコットンフィールドとアーモンド畑、トマトを運ぶ超大型トラックは変わらずでとても懐かしかった。

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という◯十年前の思い出話でした。

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主人は木曜からルクセンブルクに出張にでて、ウィークエンドはスイスの義父宅に寄って帰ってくるというので、今週末は森ランはなし。

1人でいつもの森まで車を運転して行けないことはないが、先日地方で、森にジョグしにで出かけた女性が残念な結果で見つかるという事件があったばかりなので、さっそく義母から「1人で行くなら目つぶしスプレーくらい持参の勢いで」と釘さされの連絡があったのでやめた。(大げさなんだから〜 笑)

 

ここ数日、ベッドを1人で占領できてリラックスできたがそれも終わりだ。😅

夫の帰宅に合わせて、義母も夕方パリに上陸予定‥‥ 😱