とりあえず走りだしました!

2017年2月20日に右側の人工股関節置換術をし、2012年から始めたランニングが続けられるのか? の記録です。

パリマラソンの覚え書き

今日の最高気温は15度、時々雨。

昨日のような天気はこちらに住んでいると清々しくて本当に嬉しいんだけど、マラソンの日だけは勘弁してほしいわー。

昨日気がつかなかったけど、メダルよく見たらリボンの所が Arc de Triomphe(凱旋門)の型になっているの。

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その凱旋門のくりぬきから、見えるリボンはフランスの国旗のトリコロールだよ。今までで一番カワイイかも。\(^o^)/

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レースは「経験」なので来年の覚え用に。

<今日の身体の状態>

- 股関節は全く問題なし(本当に手術必要なの〜?と思ってしまうがやっぱり腿を高く上げるとズキンとくるので必要だね)

- 筋肉痛は昨日ツリの出たところだけ(両方のふくらはぎと太腿の内側)

- 毎回中指の爪が痛くなるけど、今回は全部無傷

- マメもゼロ(師匠の尿素入りクリームのお手入れが効いたよ。メルシー)

- ブラはいつもの使い慣れたものでこんなことになるのは初めてだけど、シャワー時に前後のアンダーが当たる部分に擦れ発見。走っているときは痛くなかったのでよかったけど暑い日はココにもクリーム必要だ。

 

<スタートまで>

準備ができたので早目に出た。気温が高いので預ける荷物はなく、アームカバーして携帯とメトロの往復チケットを持ったのみ。帰りはいざとなったらUberがあるし、暑い日は本当に手軽でいいわ。

SAS内のトイレが増えてた(合計6個、加えて男子の小専用も各所に置いてあったのでトイレの列がすくない)

さっさとスッキリしてスタート用に並ぶ。曇りの予報だったのに〜。

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隣にいたアジア系女子から「日本人?」と話しかけられる。彼女は Singaporean東京マラソンに去年でたらしく、色々その話をしてくれた。

逆にパリマラソンは初めてとのことで色々聞かれてアドバイス。つけていたとても良さそうなウエストポーチのブランド名を教えてもらったり、話がはずんだ。

Naked Running Band — Naked® Sports Innovations

(買ったばかりだし今要らないけど一応 本当に使い良さそうだった)

スタート時間が近づいてきて司会のお兄さんが「この今日の日に備えて、早朝や、雨の日も、寒い冬もがんばって練習してきたと思います‥‥」と話だしウルウルっときたと思ったら、前のおばさんが、わんわん泣き出したので、「おばさん大丈夫?」(私もおばさんだけど)となり、私のセンチメンタルな気持ちが吹っ飛んだ。

つけまつげとネイルはトリコロール、彼女も相当この日に備えた模様(笑)

そして私のカテのスタートが始まり、15分くらいまってやっとスタート地点に

<0〜10km>

- 朝の日差しが強い(10kmまでは太陽に向かって走れ状態、日陰なし)

- 4km辺りで既に喉が渇いた感あり、同時にキャップを被っているのに額から汗が垂れてきておののく。(今思うとスタートギリギリまで水をちびちびやっとけばよかった)

- 朝なのに路上の薬局の日が当たった看板の温度計が20度と表示していてまたビビる。

- 7km地点辺りで早速消防隊が例の応援放水をし始めたので、やっぱり今日は暑いのだと思った。

- これはヤバいパターンだと10kmのエイドからは、ちょっと止まって十分に水分を取ることにした。

- 5kmくらいから10kmくらいまでは、超ブロンドの北欧から来ました風のカップルにつく。ちょっと余裕のある彼が彼女をサポートしながら走るのを観察するのは面白い。

<10〜20km>

- 5kmのエイドから次の11kmのエイドがくるまでが喉が渇いて長く感じる。

- 北欧カップルの彼女が落ち出したので他の人をさがすことに。

ちょっと一人で走った後、「Pat's 47th Marathon! Never stop till Goal」Tシャツが目にはいる。後ろ姿から私よりやや年上か? ほんのちょっぴり遅めだけど、47回目で経験ありそうだし「Never stop till Goal」が気に入ってついてみる。下り坂も、周囲がダーっとスピードを上げたのに時計をチラ見して一定ペースで行かれたので「Patさん、私をゴールまでNever stopで連れてって!」ということにした。

時々私が前に出てしまうこともあったけど、彼もなんだか私にぴったりついてきたりして、このPatさんのペーサーは本当によかった。

ペースのあう人について走ること楽さを実感。この人となら30kmまで一緒に淡々と行けると感じてた。

<20〜30km>

- 20km手前で既に左ふくらはぎがツル兆候があったけど21kmまでは私的には順調、ハーフの時より疲労感も少なかった。

- 川沿いに降りる所から道幅が狭くなり混み合って、Patさんを見失ってがっかり。

- 遮るものがなくてやや強風が吹き出したが思った程ではなく、時々の風がかえって気持ちよい。

- トンネルに入った途端、お◯っこ臭で倒れそうになる。(薄暗い中で目をこらしてみたら我慢していた人々がみんなやっていた。女子もちらほら💧 暗くて見えないからねー。トイレは森に沢山あったのにー 街中はあんまり見なかったけど)

- トンネル内は何故か「アジアのお化け屋敷」のデコレーション。

エキスポでもらったバッグに入ってた近日始まる美術館の広告を思い出した。

「走れー 追いつかれるぞ〜」と書いてあったわ。

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ラソンで、このお化けたちが時々ぼんやりと浮き出るという演出はどうかと思うけど、トンネル内は一応ちょっと冷やっとした感じはしてた。けど仏人にはわからなかったとおもうわー(笑)

 

- トンネルを出ての新鮮な空気とボーイズの応援が嬉しかったが、日差しが倍増した感じで「あっつー」。

- そしていつもの小さいトンネルのアップダウン5回でどっと疲れた

- ペースがあってつけるランナーが見つからない

- 「30kmのエッフェル塔まではがんばろー」と思うが、アップダウンの上りで必ずふくらはぎが硬くなってきてツリそうになる。ふくらはぎがツリそうになるとBOFで着地ができず、ヒールストライクにはならないけど脚の裏全体で着地する感じで、どんどんフォームが崩れるのがわかった。

<30km 〜ゴールまで>

- エッフェル塔を越えた途端に一回目の激しいツリがくる。それでもそれはすぐに引いて危なげながらもそろそろと走る事はできた。

- 35km辺りの森に入る前のダラダラ坂で完全にピッキーんとツル。これは太腿辺りまで上がってくる感じで、両脚の方向があっちこっちに向いてる感じで走れない。歩いているとちょっとゆるんでくるので走り出すけど全然ダメ。

- メンタルはやる気十分なのに「なんで治んないのー!」とF Sワードだらけ。

- いつもの攣った時の「100歩あるいて100歩走る」をしようとしたけど50歩も走れず

(怒ってるからダメなのかと、止まって「お願い〜」って優しくさすってみたけど聞き入れてくれず。そして、今回の状況から、100歩走れる時は、本当は続けて走れるはずで、止まってしまうのはメンタルが原因だとわかった。)

- 38kmの看板が見えた辺りで何となくツリが緩んだ感じがしたので走ってみたら、遅いけど走れる! 攣り返しがこない!

- 森の中の応援が少ない中でゲイのおっちゃん達が、チアリーダーのポンポンもった強烈な女装で、歩いている人が多い中で走り出した私をみて「行け行け ◯◯コー」と近よってきてハイタッチしてくれたのが本当に笑えた。(この地点でこの応援、あの人達はマラソンの神髄をわかっているかも‥と思った)

- おっちゃん達の黄色い声の声援を背に「スピードが落ちても絶対ゴールまで止まらない」と決めて無事ゴール。ゴールのゲートが見えてからの沿道からの応援は、既にゴールしたランナーが「最後の一直線だ〜」と叫んでくれたり、ピーピーと口笛を吹かれたりで本当に気持ちよかったんだ〜。

 

<オフィシャルの記録>

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Garmin

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心拍と高度

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心拍が急に上がっているところ(180bpm以上)が ↓ブルーの所。

ツリに気持ちがいってたので心拍が上がっているとは感じなかった。

森に入って完全に攣ったのはこの心拍を上げてしまった1時間のせいなのかな?

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顔は日焼けでパキパキだし、どうしてくれんの〜 これ (あ、手と指がパンパン)

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