フローレンス 2(写真攻撃 ほんと長くてすみません💦)
去年のベニスもそうだったけど、この街の当時の繁栄度ったら半端なかったらしい。
これに比べたらパリは貧乏だったわ。
どうですか このCattedrale di Santa Maria del Fiore(「花のマリア様 大聖堂」って名の意味くらいはわかる) のリッチ度!
Fiore(花の女神)だからFirenze(フィレンツェ )になったのか??
それにしても、この街をここまでにしたメディチ家のパワーおそるべし・・
外壁はすべて大理石、しかも緑と茶系の色つきの大理石がふんだんにだ。
それらをモザイク風に組み合わせ、その上に細かい彫刻がたくさん・・見れば見るほどすごい。これぞイタリアンゴシックというんでしょうね。
🍕🍕🍕
お金があった土地だから名物も高級品
こちらの特産はビフテッカ・アッラ・フィオレンティーナ
レストランの入り口には大抵こんな風に肉が見せてあります
独特な切り方の骨つきステーキ炭火焼
味付けは塩とハーブとオリーブオイルだけだけ、赤身だけどめちゃくちゃ美味で柔らかい。(伊風ならば前菜の後、プリモのパスタ類を食べてから、セコンドの肉にいくんでしょうけど それは胃袋的に無理かと思い 一緒に出してもらった。どうして肉系の前に先にがっつり穀物を食べるのか不思議)
そしてトリュフ
(香りに酔いそうになるほどたんまりのっているのに お手頃でびっくり)
もー めちゃくちゃ上手い。
他のパスタももちろん!
(ペストとナッツソースのきしめん。フレッシュ生パスタなのにベタベタでない)
イノシシ肉のラグーきしめん
ピザもいいけど、おやつはなんたってフォカチャだよねー
今回、なぜかピザ発祥の地でないのに食べ比べの旅になってしまっている。
ホテルのレセプションやカフェのマダムに「うまいピザ屋」を聞いてみると「ここはフィレンツェだから・・」と渋い回答(笑)
ここはリッチな土地柄だから、貧乏人のお食事のピザはイマイチなのよねぇという意味か。
それでもこのレベルの高さ。
マルゲリータは同じに見えるけど、牛のモッザレッラ、ブッファラ(水牛)のモッザレッラ 、とろとろのブラータと種類は違う(私は日本人だから野菜を加えてもらってます)
色々食べてやっぱりこれが最高と思ったのはピザの発祥地「ナポリ」系のピザ屋だ。
そういえばあの街は荒んでいて文化がなかった・・ピザ以外。
船でカプリ島にでて青の洞窟みて終わりな感じ(あくまで個人的な感想です)
どのフレーバーも Best Pizza Ever!
「ダ・ミケーレ」(大天使 Michael 様は ピザ作りも上手いらしい)
どうですかこれ、このサイズで1人分、8ユーロ。
一番安いのは 6ユーロから(多分ナポリなら4ユーロくらいからだ)
「大きいからシェア」とか、ケチ臭いこと言ったらいけませんよ。
この安さでテーブルにつくのですから、みなさん一枚ずつ頼んで完食してください。
半分食べたくらいで一旦「ぐっ」となりますが(笑)、ちょっと休憩を入れるとまた入ります。私なりの食べ方のコツはチーズのある真ん中部分を冷める前に平げ、残りのパン状の縁はおしゃべりしながらゆっくり平らげる。オリーブオイルが置いてあるところも多いので塩気のある生地部分はオリーブオイルつけて食べたらまた別物になり最高よん。
ここに滞在中3回は行ったか。
顔なじみになったお兄ちゃんからのアドバイスは
「ランチは12時からだが14時くらいに来い、夜は19時からオープンだが21時くらいに来い」
マキでおこしたピザ窯の温度が上がって、一番美味しく焼ける時間帯なのだそうだ。
ナポリで夜9時前にピザ食べてるやつは地元民じゃなそうな・・
🍦 🍦 🍦
そして〆は当然これだ。
パリにあるイタリアメーカーのジェラートとは全然違う。
この小さいカップで2.5ユーロよん。
〆の〆はエスプレッソだ。
なんでこの国のエスプレッソはこんなに美味しいのか・・酸っぱくも苦くもない。
お隣なのになんでフランスでこれができないのか不思議。
パリでこのリストレット頼んだら苦すぎて飲めないのは確実。
年末年始といえばカフェと一緒に食べるのはパネトーネ。
フランスも同じ、なぜかパネトーネは年末年始にみんなが買い込む。
と、永遠に止まらないことになってます💧
☕️☕️☕️
そしてやっと教養部門にたどりつきました
まずはこれでしょう。
ボティチェリの「ビーナス誕生」
カラヴァチオの「メドゥーサ」(は、普通)
私はその近くにひっそりとあるダヴィンチの「メドゥーサ」の方がよかった。
なんでひっそりとあるのかも不思議。
この「アダムとイブ」はなんだかとてもファミリアで「なぜだ?」とよく思いを巡らせて見たら
USAのソープオペラ系TVドラマの「Desperate Housewives」の始まりに毎回出てきたからだ・・
自分の低俗具合に苦笑い。
ボティチェリ、ダビンチわんさかの100室以上あるウフィツィ美術館もよかったけど、お勧めはアカデミア美術館の近くにあるこじんまりしたサン・マルコ修道院のこれだよ。
ガブリエル天使が処女マリアにキリストを受胎したことを知らせる「The Annunciation(受胎告知)」
受胎告知の図は、今まで多分数えられないほとみてきたけど、これはすごかった。
ガブリエルの翼に天国を感じる(笑)
ドゥオーモには予約が満員で残念ながら入れず・・(最近ヨーロッパの美術館や歴史的建造物は予約ができるようになってます。もしくは朝早くから並んで 4、5時間待ちの状態なので、予約した方が絶対いいです。パリのルーブルなんかも同じ)
「心臓に問題がある方 /高所恐怖症 の方は登らないでください」とあったドゥオーモ横の「ジョットの塔」へ
登るごとに景色が変化するのが面白い。
はい、屋根も大理石
てっぺんの瓦の屋根がイタリアっぽい
階段は2人がすれ違うのがやっとの幅なので上から降りて来る人がきたら壁に張り付いて道を譲らないとダメです。もちろん手すりなんかはなく、中世からあるガタガタの石の階段ですよ。
途中で「もう登れません」と腰が抜けているおばちゃんとか数人いた。
窓があるところまででるのに数階 黙々と薄暗い階段を登るので、閉所恐怖症の人もダメだと思う。
私はいつものように片眼により段差がわかりにくいので 下りの階段の方が大変だった。
「この適度に磨り減った石の急階段で つるん ってやったら前の人全員に迷惑かかるんだろうなー」とか想像しながら・・
だったら登るなってことですけど、バカだから高いところが好きなのよね。
ひゃ〜!
何杯飲んだことか(私の「飲む」とはこのことです マダムはお酒を飲みません 笑)
こうやってフローレンスの毎夜は更けたのでした・・
20年以上前にきた時の感覚をボーイズに伝えてミッション完了!
もう一回 🍕 食べて、帰りまーす!