とりあえず走りだしました!

2017年2月20日に右側の人工股関節置換術をし、2012年から始めたランニングが続けられるのか? の記録です。

股関節内視鏡術の入院(手術当日)

パリの学校は今日から2週間の春休み〜。

昨日の夜、次男に「わーい 春休み〜」と言われてハタと気がついた。

自分がバタバタしていたのですっかり忘れてた。

またパリジャンがいなくなります。だけど回りの近隣国も春休みの所が多いのでそちらからの観光客が増えてあまりガラガラ感はない。

そして思い出した、外科医もこの期間2週間程の春休みに入る、だから手術がマラソン直後になったんだった。

Dr. Bにも会いたいが、オンライン予約はクローズされているので彼もお休み中に違いない。

ラン友達も地球のあっちこっちの国でバカンス中。

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アミちゃん怖いよ〜 笑

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こっちもマラソン撃沈を忘れて、ご満悦風でよかった。

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明日レースの方々はここでストップして

ブラジルのアンアミちゃんからきた「この素晴らしいブラジルのオーガニゼーションを見よ!」の動画でもみて、明日のレースに思いを馳せてください。

注:音がうるさいです 

ラソンとハーフが一緒になったレースのようで、コースが別れる分岐点の混乱状態

皆メチャクチャ速そうで結構何度も見てしまった ‥‥ 笑笑

 

レース どうぞ楽しんできてください@ 💪

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あんまり需要がないと思われますが入院記録に戻ります。

 

前夜はベッドも変わったこともあって全然眠れず。

手術当日の日も朝からYouTube合戦。

時間が過ぎるのが超遅いし、そこに水のボトルがあるのに飲めないし、ふて寝しようとするもお腹すき過ぎて寝れない。

14時ころやっと看護師からそろそろ消毒シャワーの指示。

頭のてっぺんから下に向かって消毒剤で丁寧にあらう。(髪の毛はギシギシMax)

手術着に着替える。下着のパンツを頭に被るものと間違えそうになる💦

そしてストレチャーが迎えに来た。

パリは病院の外見の建物が普通でも、その地下に宇宙ステーションのような手術施設があることが多いです。

ストレッチャーに乗せられ手術室行き専用のでっかいエレベーターで地下4階まで降りる。

ああ、またココに来たかと一年前を思い出す。

数人の外科医が一斉に手術をしているので、手術待ちの待合室にはストレッチャーに寝かされた「まな板の鯉」がずらっと並んでいる。

隣で待機しているおばさんは膝の人工股関節みたいで、片側を数ヶ月前に、今日はもう片側ということらしい。

慣れたもので点滴やらなんやらを準備に来た看護婦さんに色々指示。

- こんな遅い時間の手術で先生疲れてないかしら〜(同感!私の外科医もちゃんと昼休みとかゆっくり休憩してくれたことを祈る〜)

- この前の手術の時、緊張してたら打ってくれた注射してくれないかしら?(何それ?そんなのあんの? 残念ながら薬品の名前を聞き取れず)

- 術後は麻酔から覚める前にモルヒネ絶対点滴に入れといてね。(なになに? 手術前からオーダーできるのか?)

- 外科医に「手術の傷はなるだけ小さくしておいて」と伝えといて( さすがおばさん)

そして私のところにも看護師さんがきてカルテをお腹の上に広げながら色々準備。

私がここで忘れてはいけないのは、乳がんの手術でリンパ節を取った側の腕には「注射針はもちろん、血圧計もなにもつけないで」と伝えること、それが他のスタッフにも伝わるように念を押すこと。

看護師さんがカルテをみながら、名前と生年月日、どんな手術で、どちらの脚を手術するのか復唱するように言われ、間違ったらどうしようとドキドキしながら無事パス(笑)

少々待って手術室へー。

まさしく大の字型の手術台に1、2 の 3 で運び上げられる。

いつもの麻酔医 登場。

麻酔医:どこも変わりはないですか? 痛い所とか怪我している所とかないですか?

で、マラソン完走できたの?

私:マラソンやったの〜 ニヤリ 完走というよりフィニッシャー(笑)

麻酔医:Felicitation!(おめでとう)で、タイムはどのくらいだったの。

私:4時間ごじゅう‥‥(で、記憶なしー)

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次に目が覚めた時には蘇生室だった。壁の時計をみたら大体2時間くらいの手術だったか。

口から麻酔のチューブを抜かれる瞬間は、いつも一瞬呼吸困難になり息ができず無茶苦茶苦しい。チューブと麻酔のエアーで喉がやられて声がでないし、喉が痛む。

そしてこれも毎回なんだけど、めちゃくちゃ寒くて半端なくガタガタ震える。

そして最悪なのが吐き気 onz

胃は空っぽだからでるものはないが、私の場合、毎回これが数時間続くのだ。

あ、股関節が重くて痛いわ〜。 確かにじっとしてても痛いので前より痛い〜。

でも脚は動く(笑)

ガタガタ震えているので、看護師さんが手術用のシーツ布とイマージェンシーブランケットでくるんでくれるけど止まらない。

体温が上がるのに時間がかかった。震えが小さくなるのを待ってお部屋に戻った。

吐き気があるのでストレッチャーで部屋まで連れて行かれる行程は、まるでローラーコースターに乗っているようで辛かった。

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夜の20時ころお部屋にもどって看護師さんが点滴とモルヒネを装着。

ガタガタが止まらないのでお部屋の暖房をマックスにして、お布団も2枚重ねにしてもらう。

両脚には知らない間にしっかり血栓予防の弾性ストッキングが履かされてた。

医師の処方箋で薬局で購入しますが、なぜかフランスはこのスタイルが主でセクシー(笑)。私は当初、薬局の人が絶対注文を間違えたと思った。

f:id:tomateo:20180412223100j:plainお借りしました

 

入院中の日中はずっとこれ履いてますから、病室 & パジャマのトップ コレで、とてもミスマッチングな気がするのは私だけ?

 

看護師:痛みの度合いが上がってきたらすぐモルヒネしてね。相当痛くなってからでは効きが遅いので。それでは今一度やってみましょう。

(手で握るプッシュ式)

私:パフパフ あ、ヤバい💦 1回パフするだけだと言われたのに2回連続で押しちゃったー!

看護師:大丈夫。薬の量は、何回押しても一定の時間に一定の量しか出ない仕組みになってますから。

‥‥  気のせいかもしれないけど、早速 頭の中が幸せ 🌸 に〜(笑)

 

履かされていた弾性ストッキングは脱がされて、変わりにお腹に血栓予防薬の皮下注射をパチンと打って処置完了。

「何か食べるか?」と聞かれたがムカムカが残っていて食べられないし、喉が痛いしで拒否。

手で触ってみたら術側の太腿がパンパンでちょっと心配しながら‥‥寝てた。

 

夜中に目が覚めて、お腹が減っていることに気づく。

看護師さんを呼んでスープをもらった。初日にでたあのとてもフィニッシュできない味なしのスープだったがこの時はとても美味しく感じた。

前回は、動くと傷が痛くて仰向の状態から1人では体の位置を変えられなかったので、ベッドに貼付けられたガリバー状態でキツかったけど、今回はもう自分で横向きになれる。ドレイナージも付いてないから自由。

 

そして、もう一回 モルヒネをパフパフ パフパフ(笑)

幸せな気分 🌸🌸 でまた寝た。

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今日のウォーキング:昨日と同じパン屋とスーパーへの往復 × 2回

体の中の麻酔がやっと出きったか?という印象でややスッキリ。

歩くのに痛みはほどんどなくなってきたかな。

歩く時、体も真っ直ぐになってきた。

縫合してある場所が突っ張るのが不快なだけ。

靴下はまだ自分で履けないけど‥‥

順調‼️