1min x15 / Dr. B より
長男、夏前に一緒に行った森クロカンの下り坂で膝外側をグキっとやってから10km以上走れない日々が続いている。
夏休みは水泳とチャリに集中、8月終わりに公園を走ってみたが同じ、9月にパリに戻ってからも5kmすぎると痛くなってくるらしい。
本人から「スポーツドクター Dr.B受診希望」のお願いがきたので、9月末の段階でネットで予約状況をみてみたところ空いているのは12月末。それではあまりにも遅すぎるっていうことで、いつものようにDr.にメールして忙しいところ予約を入れてもらって行ってきた。
まずはDr.からメールでMRIの処方箋をもらっておいて検査を先に。
こちら個人医受診の場合は一般的に以下の様な流れで、結構時間がかかります。
医師に受診 → 必要であれば検査の指示書がでる → 専門の検査施設で検査 → 指示書を出した医師に戻って診察 →治療方法を決める。
Dr. Bの場合は融通がきくので、まずはメールで症状を細かく説明し、先に必要と思われる検査の処方箋をもらっておいた。あの方、検査技師へのこだわりもすごいので、映像関係の検査施設はあっちこっちに沢山あれど、「XX検査所の、その中でも Dr. XXにやってもらってくれ」という。せっかくMRIやってもやり方が下手だと映像がわかりにくかったり一番大事なところが写ってなかったりするらしい。
その指定の検査所がまた混んでて💧、Dr. Bに戻るまでにこの時期になってしまった。
久しぶりだから私もくっついてった(もちろん 笑)
で、MRIの映像検査結果を見せ、触診の後、Dr.Bにエコグラフィーでも見てもらい、結果的には「ランナーニー(腸脛靱帯炎?) 」
Dr. B:全然心配ない。よくあること。
炎症があるところが走ることにより摩擦を起こして痛くなる。ランニングを続けるつもりなら逆に走る、週に2、3回は走る。
走ると痛くなるから・・と、1週間とかそれ以上に間を長くあけてしまうと逆効果。同じ経過を繰り返すことになるだけ。
人間の体は刺激に対してだんだん強くなるようにできているので、走るのを繰り返すことによって炎症部分の組織もだんだんそれに耐えうるように強くなっていく。
ただし、痛くなり始めたらすぐやめるのが絶対条件。痛みがでたのにあと数キロ・・とか我慢して走るとまたそれはそれで逆効果。
加えて、簡単なエクササイズとストレッチをしてください。
で、お母さんの方の調子は?(まってました!とガーミンみせる)
B:すごいじゃん、こんなにインターバル系やってて痛いところないの?
成長したもんだ・・・
私:それ、自分でもびっくり。でもね、問題はこんなにがんばっているのに全然速くならないの・・・(笑)
B:走るのを速くするために、XXして、〇〇に気をつけて、△△に注意して・・・とたくさんやることはあると思うが、やることを多くしすぎると体がついてこない。脳にはキャパシティーがある。まずは今やらなければならない仕事をシンプルに絞り、それを刷り込むこと。時間はかかるし、少しずつしか進歩しないけどいつかそれが自然な動きに繋がる。そうやってやらなければならないことをどんどん増やしていくより、少しずつ減らしていく方がいい。
そして、苦しい練習をしたら必ずその対価がタイムにでるとは思わないこと。苦しい練習は必要かもしれないがそれが全てではないし、苦しい練習をしたから絶対速くなるという保証はない、が タイム以外の場所に効果がでているということもある。
タイムのみでしか自分を評価できなくなると、記録を塗り替えることが楽しい=走るのが楽しい ということだけ になってしまう。最初の頃はそれはそれでいいのだが、逆に記録を塗り替えられなくなると走ること自体が楽しくなくなってしまう。
「できないこと」を楽しみながら、どうしたらいいかとあれこれ考えながら試行錯誤していくことがマラソンに限らずスポーツの楽しいところでもある・・
バカンスの話から、夏に太陽をたくさん浴びたようだけどMRIの膝の映像だけでもビタミンDが足りないところがみえる。11月から3月までは家族全員ビタミンD剤を飲みましょう!(私は乳がん関係で強力なビタミンDのアンプル剤をすでに11月始めに飲んだ)
それと〇〇コーは膝にヒアルロン酸注射やっときましょう。
私:えぇぇー? 6月にやったばっかりだし、現在インターバルやった後に時々疲れは感じるけど(術側と反対側の膝裏内側に)、テニスボール挟んでグリグリやっていると2日ほどでなくなるし、それは痛いという感覚とは違う。
B:数年前のMRI検査で両方の膝にosteoarthritis(変形性膝関節症)の症状はあったし、一般的に年齢を重ねることに症状は進む方向にあり、残念ながら改善されることはない。このまま順調にトレーニングを続けていくためにも予防の意味でやっときましょう。前回の注射から半年空いた来年1月頃にやれば丁度よいと思う。
私:了〜解。(トホホな感じだけど、インターバルってそんなにヘビーってことだ。Dr. Bの専門は膝だし、まあその方が安心ではある。)
診察が終わったのが夜9時、いつものことだけど、うちの診察は長くなるのが分かっているので、いつもその日の最終に予約に入れてくれる。
トレーニングについては、これ以外にもたくさん熱く語ってくれました。
まあ語ること語ること・・喋りが止まらなくなって、失礼だけど「ちょっと Dr. 大丈夫? 仕事が忙しすぎてハイパー?」っていうくらいに(笑)
ここ一年くらい心理学的なものについていろいろ読み漁ってたこともあり、その目線からの人物観察が結構面白いことに最近気がつく。
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今日のトレーニング:
曇 5度(feels like 2度) あーあ
風速:15 km/h 湿度 84 %
シューズ:Wave エンペラー
- 寒いので脚に今年初の ウォームアップジェル 塗って
- 緩走中に汗冷えしないようにお腹にもクリーム
メニュー:次に行こうと思ったが、もう一度やってみたくなり先週と同じメニューで
アップ → ( 1min x R 1min )x15 → ダウン
注意点:脚を4の字、脚を引きながら身体を倒す
- ペースはどってことなく遅いし、その形状もイマイチだけど、今回は太もも裏側に疲労があるので前回より引くことに集中できたかと思う。
- 引きながら倒すはまだわからんね・・
まあ Dr. B、いろいろアドバイスしてくれましたけど
トレーニングについては、自分が今何をしているのかを理解しながらやる ってことが大事だってことがわかった。
寒そうでしょ・・