綱渡りは続く
今日もパリでこんなに公式デモの予定が ハァ ...
- 黄色いベスト運動(2周年記念だとかw もう本当に結構です)
- Uberなどに対するタクシー運転手によるデモ
- 青少年の非行に関するデモ
- 人種差別に関するデモ
- クルド人に関するデモ
デモをするには警視庁への事前の届け出が必要なので上記は許可されてるってことです。政府は完全にコロナと共存することにした模様、先は長いな。
全国的な感染状況は 8月下旬からの屋外もマスク着用義務の甲斐もなく、1万人にはギリギリ届いてないものの、ここのところ毎日の新感染者数は9000人台後半、いつ超えてもおかしくない。
検査数はEU内でナンバー3だとか(1、2はどこ? ドイツとイギリス?)
いくら検査数が多いといってもフランスの新感染者数はぶっちぎってますな。
これを受けて政府より、昨日緊急発表があるとの速報だったので「またロックダウンじゃないでしょうねぇ」と一瞬不安になったけど、長男によると「ロックダウンならマクロンが出てくるはず、首相が話すというなら違うだろう・・」でちょっと落ち着く。
その予想どおりロックダウンではなかったんだけど、逆に首相のスピーチの内容は軽すぎてちょっと気が抜けた。
私はパリも飲食業の営業時間短縮とか、集会人数を大幅に下げるとか、夜間外出禁止令なんかがでるかと思っていたけど内容は・・
- 陽性の場合の隔離期間が14日から7日に短縮(コロナ科学委員会も推奨)
- PCR検査体制に大きな変更はないが、症状のある人、感染者と接触した人、医療従事者が優先的に検査を受けられる枠を作る
- 国保の感染者トレッキング班を大幅に増員
- 高齢者 / 脆弱者は自ら細心の注意を
- 感染率の非常に高いマルセイユ、ボルドー、カリブ海のグアダループは各都市で規制強化を(飲食業などの営業時間短縮などはすでに始まっている)
ニュースキャスターによると「これが政府からの最後の警告、3〜5月の厳しいロックダウンを思い出せ、またそうなったら嫌だろ?それぞれが自主的に気を付けろ ってことだ」と言ってた。
今回パリに追加規制がかからない私的に思いつく理由は
- パリがゴールのツール ド フランスがまだ終わってないでしょ(9月20日最終日)
- パリ・ファッションウィークがあるでしょ(9月28日〜10月6日)
昨日のスピーチでもう一つのリマーク。
首相は標準語発音の練習をしたみたいで、南のアクセントは以前に比べてとても少なく、口の開け方をオーバーにして、首相着任時のスピーチに比べてとても聞き取りやすかった(助かる w)
私の方は、いつロックダウンになるかもしれないから久々にモンマルトルの丘方面の問屋街へ。
一度すっかり秋になったのに、今週はインディアンサマーの夏のぶり返しでまた暑い。
超久々のサクレクール寺院に届く階段。
早朝は階段トレーニングしているランナーがたくさんいる場所
その後ちょっとカフェでミーティング・・
テラス席はなかったので、ビビリの私はドア開けっぱの入り口すぐ横の席へ。
コロナ前は毎日のようにカウンターでエスプレッソをひっかけてたけど、超久々でうれしい。
しかし、春のロックダウンの感染者数 7000人のときは、スーパーに30分行くのも怖くて超ストレスだったけど、慣れって怖いものですね。
こうやってお茶してると本当に普通なんだけどな〜
これはこちらの一般的なアイスコーヒー
(前はパリのカフェにアイスコーヒーなんてなかったけど、地球温暖化に伴いここ数年前からメニューに登場するようになった)
作りたての熱いエスプレッソを砕いた氷と混ぜてシェーカーでシャカシャカしてくれます。
ガムシロとか存在しないから先に砂糖入りか、なしかで注文(自分で甘さは調節できないw)
久々のがっつり仕事の話は頭の中が前向きになって楽しかったかな。