股関節内視鏡術の入院(手術当日)
パリの学校は今日から2週間の春休み〜。
昨日の夜、次男に「わーい 春休み〜」と言われてハタと気がついた。
自分がバタバタしていたのですっかり忘れてた。
またパリジャンがいなくなります。だけど回りの近隣国も春休みの所が多いのでそちらからの観光客が増えてあまりガラガラ感はない。
そして思い出した、外科医もこの期間2週間程の春休みに入る、だから手術がマラソン直後になったんだった。
Dr. Bにも会いたいが、オンライン予約はクローズされているので彼もお休み中に違いない。
ラン友達も地球のあっちこっちの国でバカンス中。
アミちゃん怖いよ〜 笑
こっちもマラソン撃沈を忘れて、ご満悦風でよかった。
明日レースの方々はここでストップして
ブラジルのアン&アミちゃんからきた「この素晴らしいブラジルのオーガニゼーションを見よ!」の動画でもみて、明日のレースに思いを馳せてください。
注:音がうるさいです
マラソンとハーフが一緒になったレースのようで、コースが別れる分岐点の混乱状態
皆メチャクチャ速そうで結構何度も見てしまった ‥‥ 笑笑
レース どうぞ楽しんできてください@ 💪
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あんまり需要がないと思われますが入院記録に戻ります。
前夜はベッドも変わったこともあって全然眠れず。
手術当日の日も朝からYouTube合戦。
時間が過ぎるのが超遅いし、そこに水のボトルがあるのに飲めないし、ふて寝しようとするもお腹すき過ぎて寝れない。
14時ころやっと看護師からそろそろ消毒シャワーの指示。
頭のてっぺんから下に向かって消毒剤で丁寧にあらう。(髪の毛はギシギシMax)
手術着に着替える。下着のパンツを頭に被るものと間違えそうになる💦
そしてストレチャーが迎えに来た。
パリは病院の外見の建物が普通でも、その地下に宇宙ステーションのような手術施設があることが多いです。
ストレッチャーに乗せられ手術室行き専用のでっかいエレベーターで地下4階まで降りる。
ああ、またココに来たかと一年前を思い出す。
数人の外科医が一斉に手術をしているので、手術待ちの待合室にはストレッチャーに寝かされた「まな板の鯉」がずらっと並んでいる。
隣で待機しているおばさんは膝の人工股関節みたいで、片側を数ヶ月前に、今日はもう片側ということらしい。
慣れたもので点滴やらなんやらを準備に来た看護婦さんに色々指示。
- こんな遅い時間の手術で先生疲れてないかしら〜(同感!私の外科医もちゃんと昼休みとかゆっくり休憩してくれたことを祈る〜)
- この前の手術の時、緊張してたら打ってくれた注射してくれないかしら?(何それ?そんなのあんの? 残念ながら薬品の名前を聞き取れず)
- 術後は麻酔から覚める前にモルヒネ絶対点滴に入れといてね。(なになに? 手術前からオーダーできるのか?)
- 外科医に「手術の傷はなるだけ小さくしておいて」と伝えといて( さすがおばさん)
そして私のところにも看護師さんがきてカルテをお腹の上に広げながら色々準備。
私がここで忘れてはいけないのは、乳がんの手術でリンパ節を取った側の腕には「注射針はもちろん、血圧計もなにもつけないで」と伝えること、それが他のスタッフにも伝わるように念を押すこと。
看護師さんがカルテをみながら、名前と生年月日、どんな手術で、どちらの脚を手術するのか復唱するように言われ、間違ったらどうしようとドキドキしながら無事パス(笑)
少々待って手術室へー。
まさしく大の字型の手術台に1、2 の 3 で運び上げられる。
いつもの麻酔医 登場。
麻酔医:どこも変わりはないですか? 痛い所とか怪我している所とかないですか?
で、マラソン完走できたの?
私:マラソンやったの〜 ニヤリ 完走というよりフィニッシャー(笑)
麻酔医:Felicitation!(おめでとう)で、タイムはどのくらいだったの。
私:4時間ごじゅう‥‥(で、記憶なしー)
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次に目が覚めた時には蘇生室だった。壁の時計をみたら大体2時間くらいの手術だったか。
口から麻酔のチューブを抜かれる瞬間は、いつも一瞬呼吸困難になり息ができず無茶苦茶苦しい。チューブと麻酔のエアーで喉がやられて声がでないし、喉が痛む。
そしてこれも毎回なんだけど、めちゃくちゃ寒くて半端なくガタガタ震える。
そして最悪なのが吐き気 onz。
胃は空っぽだからでるものはないが、私の場合、毎回これが数時間続くのだ。
あ、股関節が重くて痛いわ〜。 確かにじっとしてても痛いので前より痛い〜。
でも脚は動く(笑)
ガタガタ震えているので、看護師さんが手術用のシーツ布とイマージェンシーブランケットでくるんでくれるけど止まらない。
体温が上がるのに時間がかかった。震えが小さくなるのを待ってお部屋に戻った。
吐き気があるのでストレッチャーで部屋まで連れて行かれる行程は、まるでローラーコースターに乗っているようで辛かった。
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夜の20時ころお部屋にもどって看護師さんが点滴とモルヒネを装着。
ガタガタが止まらないのでお部屋の暖房をマックスにして、お布団も2枚重ねにしてもらう。
両脚には知らない間にしっかり血栓予防の弾性ストッキングが履かされてた。
医師の処方箋で薬局で購入しますが、なぜかフランスはこのスタイルが主でセクシー(笑)。私は当初、薬局の人が絶対注文を間違えたと思った。
お借りしました
入院中の日中はずっとこれ履いてますから、病室 & パジャマのトップ & コレで、とてもミスマッチングな気がするのは私だけ?
看護師:痛みの度合いが上がってきたらすぐモルヒネしてね。相当痛くなってからでは効きが遅いので。それでは今一度やってみましょう。
(手で握るプッシュ式)
私:パフパフ あ、ヤバい💦 1回パフするだけだと言われたのに2回連続で押しちゃったー!
看護師:大丈夫。薬の量は、何回押しても一定の時間に一定の量しか出ない仕組みになってますから。
‥‥ 気のせいかもしれないけど、早速 頭の中が幸せ 🌸 に〜(笑)
履かされていた弾性ストッキングは脱がされて、変わりにお腹に血栓予防薬の皮下注射をパチンと打って処置完了。
「何か食べるか?」と聞かれたがムカムカが残っていて食べられないし、喉が痛いしで拒否。
手で触ってみたら術側の太腿がパンパンでちょっと心配しながら‥‥寝てた。
夜中に目が覚めて、お腹が減っていることに気づく。
看護師さんを呼んでスープをもらった。初日にでたあのとてもフィニッシュできない味なしのスープだったがこの時はとても美味しく感じた。
前回は、動くと傷が痛くて仰向の状態から1人では体の位置を変えられなかったので、ベッドに貼付けられたガリバー状態でキツかったけど、今回はもう自分で横向きになれる。ドレイナージも付いてないから自由。
そして、もう一回 モルヒネをパフパフ パフパフ(笑)
幸せな気分 🌸🌸 でまた寝た。
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今日のウォーキング:昨日と同じパン屋とスーパーへの往復 × 2回
体の中の麻酔がやっと出きったか?という印象でややスッキリ。
歩くのに痛みはほどんどなくなってきたかな。
歩く時、体も真っ直ぐになってきた。
縫合してある場所が突っ張るのが不快なだけ。
靴下はまだ自分で履けないけど‥‥
順調‼️
股関節内視鏡術の入院(手術前日)
昨日無事に退院しました。
たった2日の入院でしたがやっぱりHome sweet Homeですね。
家の中に漂う「慌てて片付けました」感がまた笑える。
とりあえず床に 丸まった靴下は1つも落ちてませんでした。
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仏では(たぶん)どの外科医も一週間のうち「外来診察の日」と「手術する曜日」というのを決めており、手術の日は朝8時に開始して、7〜8人連続で手術しまくって夕方16時ころが最終というサイクルみたいです。
自分の手術が何番目かは、前日入院した時に医者が順番を決めて看護師が教えてくれます。
手術が複雑な人や高齢者が優先らしいので、人工股関節の時も今回も私は一番最後。
入院した晩に、まずは消毒剤で頭からつま先まで全身シャワー。髪の毛、 耳の後ろやおへその中まで丁寧に洗います。
そして、看護師さんが資料を見ながら名前や生年月日、手術する足を患者に聞き、その情報のブレスレットを手首につけたあと、油性マジックで大胆にマーク(こっちの脚が術足という意味のマーク。 四角い足でしょ? マラソン2日後にしては記録に残る無傷の足 笑)
そして外科医の診察訪問。
横になった状態で脚を斜めに上げ、上から押される力に抵抗して、股関節のうちがをワンポイントで押されると、ズッキーん!(あ、やっぱり手術必要だわ これでやっと吹っ切れた。)
外科医 :手術するのは生えてきた骨を削るのがメインだけど、周りの腱や筋肉の状態も一緒に見ますから。腱や筋肉の炎症が大きい場合は、そっちもちょっと切ったり削ったりする可能性があります。
その後、(一昨日の)わりとボリュームのある夕食を18hに食べて、0時以降は「水も飲むな」の指示。先週はマラソン前で「水補給、補給!」と唱えてたので、急に「水一滴も飲むな」と言われて余計喉が渇いた。(笑)
夜はYouTube に上げられた色んな参加者からの、今年のパリマラソンのレースの動画をみまくる。
- GoProを手に持ってずっと自分撮影しながら、べらべらリポートしながら4時間ちょっとでゴールしていたりする人もいてすごい。
- 全長1kmのトンネルの、例の「アジアのお化け」の演出はやっぱり意味が分からないと言っていた人が多い。
- 外見からマラソン経験多そうなのに、「この気温で何でこんなに厚着なのかな?」というランナーが結構いたのが疑問だったんだけど、1人のYouTuber がそういうランナーに質問していて納得。これから夏かけてアフリカ大陸方面である砂漠系ウルトラやマラソンに出る予定の人のヒートトレーニングだった。厚着でのヒートトレーニングは夏のレースの練習になるらしい。ウィンドブレーカーを着ている人もいた。(危険度はわからないので皆様ご注意ください)
- シャンゼリゼのスタートからバスチーユ広場までの、下がっているとはわかりにくい下り坂を含む最初の5kmは皆さんかなり飛ばしてますね。来年はレース前にそこをマイペースで行けるように歩道を走って練習しようと思う。
- 5、6人の全コース完走動画をみたけど、やっぱり25kmにある長トンネルから30kmのエッフェル塔前までにある何回かのトンネルアップダウンをいかに疲れず走れるかが、35km以降を走れる人と歩いてしまう人との差が出るような気がする。
- もっちゃんおすすめの「Run 30」も面白くて時間つぶしになった。私はこれが気に入った。
30 Ways to Run Slower (feat. Nick Symmonds) - YouTube
「Seriously Don't use Run Gum」だったね。なんでだろ?
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家の中なら松葉杖なしでヨチヨチながらも歩けます。
昨日までは痛かったけど今日は全然違う。
フィジオの指示通り、1日に2〜3回 外にでて歩くリハビリ開始。
- 外出場合は、足の補助の為と回りの人へ注意を発する為にも当分は松葉杖を使う
- 歩く時間は1回15分まで、近所のパン屋とかスーパー(ただし重いものは買わない)
基本だけど間違えやすい事:
- 松葉杖を1本のみ使う場合、痛い脚の反対側の手に持ちます。
- 階段を下りる時は痛い方の脚からおり良い方の脚を揃えて置く。登る時は同じ要領で良い方の脚で上ります。
午前中のパン屋までの初めてのお使いは無事終了、夕方にもう一回だ。
こっちも終わった / Mille Mercis
ご心配をおかけしておりますが、無事、股関節の内視鏡術が終わりました。
Merci Beaucoup 💕 bisous x 1万回
そして、入院待機中のヒマな時間は、先日のパリマラソンの余韻に浸ってたわけですが、本当に皆さんのお力添えなしではフィニッシュすることができなかったと思っております。
重ね重ね御礼申し上げます m(_ _)m
ブログを始めてもうすぐ1年になりますけれども、当初からずっとお世話になりっぱなしの以下の皆様に感謝の気持で一杯です!
しゅくぞうさん:いつも橋の記事と素晴らしい結果にワクワクしています。1年前の「歩いてパリマラソン参加」の時から、ポイントをついたコメントで、癒されたり、悟して頂いたりで、さすがの大人っぷりを感じます。(たまにある毒の入った記事の時も非常に共感していますヨ)これからのご活躍を楽しみにしています。
もっちゃん:年は随分離れているけど、私の第2の故郷 西海岸在住で、私的には何だかとても色々引かれるものを感じます。頑張り屋さんで明るいし、いつも楽しいURLと情報つきのコメントでチャットしている気分で楽しいよ。
ブログでみつけてくれてありがとう。
私が初めてもっちゃんのブログを訪問したのは丁度1回目のバンクーバーマラソンが終わった頃だった。コメント見てたらランニングウオッチに関してなんだかマニアックな事書いている人がいて、何気に⭐️
これが師匠につながるきっかけとなったと思う。そういう面でも本当に感謝しています。
今度はもっちゃんの番だね。心から応援するよ!
しんさん:私がブログを始めたのは「同じような状況で走っている人いないかな〜?」ということだったんだけど。ブログを始めた途端に早速見つけてくれた。(そのつながりを作ってくれたのは、ハレーすい星のように時々帰ってこられる Hidechiさん!ありがとうございます!)
私はまだウォーキングがメインで、そん時すでに術後にマラソン サブ4で完走してると知って「やっぱり可能なんだ!」と、とてもパワーをもらいました。
日本と仏で事情は色々違うけど、手術に関する色々な情報も役に立ってます。
後で同じ年(実際にはそっちが少し若かったけど)と知ってまた「わ〜」ってなった。関西人だからかナチュラルにおもしろいし、色々ありがとうね。今んところ日本人で私が見つけた人工股関節ランナーは、しんさんがナンバー 1、そしてわたしが ナンバー 2に加わったよ。
これからもお互い様子見ながら楽しんで行こうー!
そして師匠
師っ匠〜 におかれましては、私の⭐️にひっかかってブログを見に来てしまったのが運のつき。
それから毎日毎日、まさしく雨の日も風の日も、プライベートで超大忙しだったと思われる日々も、いつも覗いてくれて本当にありがとう。
基本は心底に優しくて、タイミングは超絶妙もので、独自のユーモアで笑わせてくれるんだけど、時には厳しく、時には「なぞなぞ」の様な(笑)師匠のコメントがなかったら、先日のマラソンを最後に「走って終えられた」私はありませんでした。たぶんその前にまた暴走して故障してスタートにも立てなかったかもしれないし‥‥
つきましては、もうなんと申し上げてよいのやらで、どんなに感謝申し上げても言葉では言い尽くせないほどです。何か私でお役に立てることがありましたらなんなりとお申し出ください。カチカチのバゲットお送りしますので(笑)
何かしらのトレーニングを続けられる間は、多かれ少なかれ常に成長と考え、これからも進んで行くね。
その他にも、お忙しい中、頻繁に私の稚拙なブログを覗いていただいている皆様にもとても感謝しています!
日本を離れてはや30年、日本、USAとフランスの文化がごちゃ混ぜで、そこに加齢も加わり、皆様から見たら多分相当に感覚がズレてて、かつ強烈だと思ますけど、これからも可能な範囲でどうぞ宜しくお願いしますね〜。
またこれ ↓ 目指して、ボチボチ開始していきたいと思ってますので!
(ベッドでチューブに繋がれてる今とはすっかり遠い昔におもえる、 あ、手がアルマジロになってるー)
◯NK◯の トマテオよりー
OXOXOOX
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PS: フランスの入院食 朝食一例(笑)
余談ですけど、仏人 バターやジャム塗ったクロワッサンをコーヒー、紅茶にどっぷりつけて食べる人多いです。こんな具合に。私はダメだけど。
はー 美味しかった! 完食!
現在退院許可書まち〜。
勝因は?
待機状態で ヒマ〜 (笑)
パリマラソン速報の時の私のランキング
VF2 (ベテラン女性 50-59才) 741位 /1505
女性 5581位 /10370
全体 30573位 / 43233
性別と年代別では真ん中やや後ろですね。
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スポーツ新聞に載ってた「あじっくす」の広告の 💬 が、代弁してもらってるような所がたくさんあって面白かった。
0km スタートだ! 燃えるぜー!
5km アシックスのシューズ、最高ー!
10km 通過のタイム、ばっちし! 超順調!
14km おっそいな〜前の人、お先に行かせて頂きまーす!
18km あれ? ちょっと苦しい?
20km もうすぐ半分だ〜
21km あーあ、半分終わっただけか‥‥
28km あ、何だかツリが‥‥や、やめて‥‥😱
29km え〜っ またトンネル onz
31km あ、やめて! 脚ツリ 酷くならないで、お、お願い‥‥
32km 壁だあ 脚が終わりに近い‥ 助けて〜
33km あーあ、どうしてこのレースに登録したんだろ onz
38km 「(ゴールは) すぐそこだよ!」って次に言われたらオレンジ投げつけたい気分
40km フィニッシュできる、フィニッシュできる、フィニッシュできるぞー!
42km フィニッシュできた! やったよよよよよよー!!!😍😍
※ もちろん 33km のは、これっぽっちも思いませんでしたけどね!
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アンちゃんは今夜ブラジルに戻る。 なんとアミちゃんも一緒だそうだ。いよいよ家族にオフィシャルということか!?(そうだとしたら私はうれしくてたまんない。)
2人に今回のPBについて聞いてみた。
アンちゃん:それがミステリーなの。移動で相当疲れてたし、レースの前にも手続きでいろいろやる事があってゆっくりできず、これはもう「ただ2人で楽しく走ろう」ということになった。
アミちゃん:元々狙ってなかったし、アンのアイデアに従っただけ
狙わず「リラックスして楽しもう」と開き直ったことが勝因か?(私も狙ってなかったですけどね 笑)
写真の加減で小人みたいな母(実際にはこんなに小さくありません)
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フランスの整形外科 入院食 一例(笑)
こちはらとてもフィニッシュできそうにない味無しポタージュスープと、モロッコの「タジン tajine」というチキンの煮込み料理
(何故か縁が深いアフリカ大陸。チキンはまあまあでした)
昨日18hにこれ食べたきり、0時以降は水も不可。腹減ったよー。(現在お昼の12h)
一番のオペの人は朝8時から始まるんだけど、私は元気そうだからって一番最後だって。onz
あと2時間待ちくらいか?
はやく〜
パリマラソンの覚え書き 2
パリで開かれる3大メジャーレースの ハーフとマラソン、そして6月の10kmの翌日はスポーツ新聞に完走者の名前とタイムが掲載されます。
うちの義母とその従兄弟達は、なにげにここに私の名前を見つけるのを楽しみにしています。
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覚え書きつづき
<フードとエイド>
- 朝食は6時頃に分厚く切った雑穀パンにバターと蜂蜜でスタートまでお腹空かず問題なし。(来年はツリ対策でバナナを加えた方がいいかも)
- 5、15、25、35kmと10km毎に4回ジェル
- 10、20、30、40kmとエナジーChewとDr. Bの教えてくれたCramp用タブレット
エナジーChewは1個だと走りながら食べるには大きすぎて歯にもくっつくので、半分に切って色んなフレーバーをミックスしてランニングベルトのポケットへじゃらじゃらと。
毎回、タブレット+Chew ×2個 食べたんだけど、どの味がでるかサプライズで楽しかった。
1度予定外で疲れを感じた時にポンと1個口に入れたのも効果あったかな。
- 結果的にDr. Bのタブレットは脚ツリには効かなかったわ〜。
- Dr. Bの塩いミネラル水も2日前からちょびちょび飲み始め、他に水分補給には気を使ったけどダメだったわ。
- カボチャの種やにがり水もずっと続けてたけどね。
- 次回夏日の時はスタートまで水を持参してちょびちょびしよう。レース途中でトイレに行きたくなる問題は全くなかったから飲んでも大丈夫だ。両脇の森の中なら仮設トイレも沢山できてたし。
- エイドは、テーブルの距離が結構長くて、私くらいの時間帯になると先頭の方のテーブルには、食べ物はあっても水はなくなっていることが多かったので、後ろまで走り続けた方が食べ物を取りにくるランナーや水をさがすランナーとのぶつかりがない。
<その他いろいろ>
- 更年期障害。毎晩のホットフラッシュと、特に今回の前夜の3回も着替える程のホットフラッシュは、今回の脚ツリに相当関係していたと思う。(早く終わんないかな、更年期障害)
- 今回も救急車のコース通り抜けが多かったな
- ゴールした時の気温は25度
- リップクリームは相当役に立った
- 消防放水と、地面に溜まった水の水たまりをじゃぶじゃぶ走ってシューズが濡れ濡れだったので、マメができないかドキドキしてたけど、日頃のお手入れ+ワセリンだけで全然問題なしだった
- Inov8 F-lite 195が私の足にピッタリということも再確認
- 給水で飲んだボトルの水の残りは毎回頭からかぶればよかったかも
- スポンサーのタイガーバームがお試し袋をくれるんだけど、スタート前の並んでいる時に太腿やふくらはぎに塗っている人が多かった。暑い日に塗って熱すぎたりしないのかな? 一度夏にやってみよう。
- カーフソックスやハイソックの効果は?ランニング ファッション上の流行という気もするけど履いている人が多かったな。
- 昨日の記事を読み返して思ったけど、脚がつって落胆して、そのあと治らないからイラっとして ってことから「終始笑顔で」は守れてなかったですね。ゲイのおっちゃん達に笑わかされてツリが治ったのかもね。
<来年の課題>
- Crampに関する更なるリサーチ
- 「どんなに練習をしてもレースの不安はなくならない」を学ぼう!(テーパーリング期注意)
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ラン友の結果
・シャバ なんと! 3時間17分で過去最低。ハーフの記録からpreferential(優先枠) に変更してもらったにも関わらず‥‥ 彼も 37kmで完全に攣ったらしい。
・ラクダさん 4時間35分(さすが暑さに強い砂漠タイプ)
私の結果を聞かれたので教えたら「股関節1本失ったランナーにしては立派!」とか、またアクの強いコメント(笑)
・アミちゃん なんと❗️3時間17分のPB(しかも数秒の差でシャバより速くゴール)
こちらもアフリカ大陸だから暑さに強い。
・アンちゃん なんと‼️ 3時間14分のPB
こちらも同じく晩夏のブラジルから来たから体の暑さ対策はできてた。
っていうか、この人達みんな私より1時間前にスタートしているからね。こういう天気の場合結構それは影響するかと。かといって、ラクダさんのように3時間前半のカテに登録する勇気はないですけど。
アンちゃんにおいては12月から1月までは疲労骨折でランできなかったのでプールとバイクのクロストレーニング。そしてトライアスロンのレースがあったのでそのまま継続。
アミちゃんもなぜだか今回ランはほどほどで筋トレしてたし。
やっぱり「クロストレーニング」かしらーね?
(しんさん、復活の時すごい事になるかもよー 笑)
シャバオは内心荒れてると思う。多分 disgusting状態(笑)
レースの夜に「股関節大丈夫だったか?」ってメッセージきて、がっかりしていたようだったから今度ウダウダを聞いてあげよう。
それではこれからメンテ入院してきます〜。
本当におかしな人生 ‥‥
パリマラソンの覚え書き
今日の最高気温は15度、時々雨。
昨日のような天気はこちらに住んでいると清々しくて本当に嬉しいんだけど、マラソンの日だけは勘弁してほしいわー。
昨日気がつかなかったけど、メダルよく見たらリボンの所が Arc de Triomphe(凱旋門)の型になっているの。
その凱旋門のくりぬきから、見えるリボンはフランスの国旗のトリコロールだよ。今までで一番カワイイかも。\(^o^)/
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レースは「経験」なので来年の覚え用に。
<今日の身体の状態>
- 股関節は全く問題なし(本当に手術必要なの〜?と思ってしまうがやっぱり腿を高く上げるとズキンとくるので必要だね)
- 筋肉痛は昨日ツリの出たところだけ(両方のふくらはぎと太腿の内側)
- 毎回中指の爪が痛くなるけど、今回は全部無傷
- マメもゼロ(師匠の尿素入りクリームのお手入れが効いたよ。メルシー)
- ブラはいつもの使い慣れたものでこんなことになるのは初めてだけど、シャワー時に前後のアンダーが当たる部分に擦れ発見。走っているときは痛くなかったのでよかったけど暑い日はココにもクリーム必要だ。
<スタートまで>
準備ができたので早目に出た。気温が高いので預ける荷物はなく、アームカバーして携帯とメトロの往復チケットを持ったのみ。帰りはいざとなったらUberがあるし、暑い日は本当に手軽でいいわ。
SAS内のトイレが増えてた(合計6個、加えて男子の小専用も各所に置いてあったのでトイレの列がすくない)
さっさとスッキリしてスタート用に並ぶ。曇りの予報だったのに〜。
隣にいたアジア系女子から「日本人?」と話しかけられる。彼女は Singaporeanで東京マラソンに去年でたらしく、色々その話をしてくれた。
逆にパリマラソンは初めてとのことで色々聞かれてアドバイス。つけていたとても良さそうなウエストポーチのブランド名を教えてもらったり、話がはずんだ。
Naked Running Band — Naked® Sports Innovations
(買ったばかりだし今要らないけど一応 本当に使い良さそうだった)
スタート時間が近づいてきて司会のお兄さんが「この今日の日に備えて、早朝や、雨の日も、寒い冬もがんばって練習してきたと思います‥‥」と話だしウルウルっときたと思ったら、前のおばさんが、わんわん泣き出したので、「おばさん大丈夫?」(私もおばさんだけど)となり、私のセンチメンタルな気持ちが吹っ飛んだ。
つけまつげとネイルはトリコロール、彼女も相当この日に備えた模様(笑)
そして私のカテのスタートが始まり、15分くらいまってやっとスタート地点に
<0〜10km>
- 朝の日差しが強い(10kmまでは太陽に向かって走れ状態、日陰なし)
- 4km辺りで既に喉が渇いた感あり、同時にキャップを被っているのに額から汗が垂れてきておののく。(今思うとスタートギリギリまで水をちびちびやっとけばよかった)
- 朝なのに路上の薬局の日が当たった看板の温度計が20度と表示していてまたビビる。
- 7km地点辺りで早速消防隊が例の応援放水をし始めたので、やっぱり今日は暑いのだと思った。
- これはヤバいパターンだと10kmのエイドからは、ちょっと止まって十分に水分を取ることにした。
- 5kmくらいから10kmくらいまでは、超ブロンドの北欧から来ました風のカップルにつく。ちょっと余裕のある彼が彼女をサポートしながら走るのを観察するのは面白い。
<10〜20km>
- 5kmのエイドから次の11kmのエイドがくるまでが喉が渇いて長く感じる。
- 北欧カップルの彼女が落ち出したので他の人をさがすことに。
ちょっと一人で走った後、「Pat's 47th Marathon! Never stop till Goal」Tシャツが目にはいる。後ろ姿から私よりやや年上か? ほんのちょっぴり遅めだけど、47回目で経験ありそうだし「Never stop till Goal」が気に入ってついてみる。下り坂も、周囲がダーっとスピードを上げたのに時計をチラ見して一定ペースで行かれたので「Patさん、私をゴールまでNever stopで連れてって!」ということにした。
時々私が前に出てしまうこともあったけど、彼もなんだか私にぴったりついてきたりして、このPatさんのペーサーは本当によかった。
ペースのあう人について走ること楽さを実感。この人となら30kmまで一緒に淡々と行けると感じてた。
<20〜30km>
- 20km手前で既に左ふくらはぎがツル兆候があったけど21kmまでは私的には順調、ハーフの時より疲労感も少なかった。
- 川沿いに降りる所から道幅が狭くなり混み合って、Patさんを見失ってがっかり。
- 遮るものがなくてやや強風が吹き出したが思った程ではなく、時々の風がかえって気持ちよい。
- トンネルに入った途端、お◯っこ臭で倒れそうになる。(薄暗い中で目をこらしてみたら我慢していた人々がみんなやっていた。女子もちらほら💧 暗くて見えないからねー。トイレは森に沢山あったのにー 街中はあんまり見なかったけど)
- トンネル内は何故か「アジアのお化け屋敷」のデコレーション。
エキスポでもらったバッグに入ってた近日始まる美術館の広告を思い出した。
「走れー 追いつかれるぞ〜」と書いてあったわ。
マラソンで、このお化けたちが時々ぼんやりと浮き出るという演出はどうかと思うけど、トンネル内は一応ちょっと冷やっとした感じはしてた。けど仏人にはわからなかったとおもうわー(笑)
- トンネルを出ての新鮮な空気とボーイズの応援が嬉しかったが、日差しが倍増した感じで「あっつー」。
- そしていつもの小さいトンネルのアップダウン5回でどっと疲れた
- ペースがあってつけるランナーが見つからない
- 「30kmのエッフェル塔まではがんばろー」と思うが、アップダウンの上りで必ずふくらはぎが硬くなってきてツリそうになる。ふくらはぎがツリそうになるとBOFで着地ができず、ヒールストライクにはならないけど脚の裏全体で着地する感じで、どんどんフォームが崩れるのがわかった。
<30km 〜ゴールまで>
- エッフェル塔を越えた途端に一回目の激しいツリがくる。それでもそれはすぐに引いて危なげながらもそろそろと走る事はできた。
- 35km辺りの森に入る前のダラダラ坂で完全にピッキーんとツル。これは太腿辺りまで上がってくる感じで、両脚の方向があっちこっちに向いてる感じで走れない。歩いているとちょっとゆるんでくるので走り出すけど全然ダメ。
- メンタルはやる気十分なのに「なんで治んないのー!」とF & Sワードだらけ。
- いつもの攣った時の「100歩あるいて100歩走る」をしようとしたけど50歩も走れず
(怒ってるからダメなのかと、止まって「お願い〜」って優しくさすってみたけど聞き入れてくれず。そして、今回の状況から、100歩走れる時は、本当は続けて走れるはずで、止まってしまうのはメンタルが原因だとわかった。)
- 38kmの看板が見えた辺りで何となくツリが緩んだ感じがしたので走ってみたら、遅いけど走れる! 攣り返しがこない!
- 森の中の応援が少ない中でゲイのおっちゃん達が、チアリーダーのポンポンもった強烈な女装で、歩いている人が多い中で走り出した私をみて「行け行け ◯◯コー」と近よってきてハイタッチしてくれたのが本当に笑えた。(この地点でこの応援、あの人達はマラソンの神髄をわかっているかも‥と思った)
- おっちゃん達の黄色い声の声援を背に「スピードが落ちても絶対ゴールまで止まらない」と決めて無事ゴール。ゴールのゲートが見えてからの沿道からの応援は、既にゴールしたランナーが「最後の一直線だ〜」と叫んでくれたり、ピーピーと口笛を吹かれたりで本当に気持ちよかったんだ〜。
<オフィシャルの記録>
<Garmin>
心拍と高度
心拍が急に上がっているところ(180bpm以上)が ↓ブルーの所。
ツリに気持ちがいってたので心拍が上がっているとは感じなかった。
森に入って完全に攣ったのはこの心拍を上げてしまった1時間のせいなのかな?
顔は日焼けでパキパキだし、どうしてくれんの〜 これ (あ、手と指がパンパン)