東京マラソン スタートまで
マラソンが終わったとたんに激しい時差ボケがもどり、0時すぎに寝ても3時にはスッキリ目がさめるという日々になっています。
心配していた股関節あたりの腱炎も、マラソンの距離を走った割には痛みはそれ程でもなく一安心。持参してきた抗炎症剤も飲まなくて良さそう。
後は一般的な両脚太もも前後の筋肉痛かな?
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ではレースについて
前泊の土曜は町田の友人宅に泊めてもらった。
朝食はコレ! 憧れのおにぎり食
パリでは、水を混ぜるだけで簡単に焼ける即席スポーツケーキを前日に焼いておいて食べる人が多い。
私はパリマラソンの朝はいつも、どっしり重い田舎パンにバターとはちみつだ。
「マラソン前におにぎりの朝食」は一度やってみたかった(ミッション1つ完了)
中身の一つはツリ対策に効果のありそうな「うめぼし」にした。
雨と寒さ対策に、ワセリンとホットクリームを体中に塗りまくって、ウエアを着て、計測チップをシューズに「これでもかっ」というほどきっちり止めつけて出発。
町田からは40分くらいかかるが、乗り換えなしで新宿に出られるので便利だった。
7時すぎに新宿到着。
まずは駅構内でトイレを済ませる。改札を出た後の構内のトイレはすでに行列していた。
長男から「新宿駅は恐ろしく広いから気をつけろ」と言われていたのでドキドキするが、ボランティアの方がたくさんいらっしゃって助かった。
荷物のセキュリティゲートを通って、ゼッケンに書かれている荷物預け番号のサインに従ってそのエリアへ。
テーブルにはポカリとかバナナとか色々準備されていた。
私もポカリでももらってこようかなと思ったら、ふ、降り出した もう雨が onz
100均のカッパは持っていたけど、着ているジッパー付きハイネックのトップは雨には弱い。
幸いゴール後荷物を受け取ったら直行で新幹線の予定だったので、荷物は全部手元にある。イエローベストと同じ色の黄色いウィンドブレーカーもある。
しかしながら、ハイネックのトップにウィンドブレーカーは暑くて耐えられない可能性あり。
どうしようかと散々迷ったあと、ハイネックをぬいで半袖Tシャツに着替えることにして着替えテントへ。
あーあ ゼッケン付けとかまたやりなおしじゃん。
半袖T + アームカバー + 防水&撥水機能のある予定のウィンドブレーカー + 古着のカーディガン w/使い捨てカイロ3個貼り + 下はレギンス(ランパン重ねばきなしの仏スタイルで 笑)+ 100均のカッパの装備。
着替えを終了したら手荷物預かりバッグを預けて次はトイレへ。
手荷物預かりバッグは広げてみると結構容量があって、私の場合、帰り用の靴 + お泊まりセットと着替えの入った30Lのバックパック + ダウンのジャケットは普通に入りました(あ、パジャマは破棄しましたけど‥)
(お借りしました)
そのトイレの列がまた大変で、すごく長いのでどの列も最後尾の人が誰だかわからないくらいの長蛇の列になっている。
トイレの台数はずらっと並んでいて十分あるようだけど、利用可能なのは3台に1台くらいであとはドアに鍵がかけられている。なんで?? 開け忘れ?
私のブロックはなぜか外人率が非常に多いのも整列できない理由だったかもしれないけどー。
で、結構な雨の中での暇つぶしに周りの人と話をしだす。
インド系米国人のZくん、南米のベネズエラから来たというマラソン歴うん10年のNさん、貿易関係の会社に務める日本人のお嬢さん Sちゃんの3人だ。
Zくんは、世界 6大マラソン(NYC、シカゴ、ボストン、ロンドン、ベルリン、東京)に参加し、今日の東京マラソンを完走すると6大マラソンを制覇することになるという。
東京マラソンの説明書にもあったけど、6個目を完走すると今日のゴールでこんな特別メダルがもらえるんだよねー。
(お借りしました)
6大マラソンの5つを参加した時のそれぞれのエピソードは非常に面白かった。やっぱり一番はNYCだというが、今日の東京がそれを超えるかどうかは超ご期待とか。
そんな間にも雨足が強くなり、キャップのひさしから雨がぼたぼた滴る。
「この雨、本当に最悪だわー」とぼやいたら、
Z:この雨はね、今日の東京マラソンの一部と考えればよい。僕たち幸いにもみんなキャップかっているじゃん、その「ひさし」さえあれば大丈夫さっ。
私:さすが6大マラソンもうすぐ制覇者!その言葉でなんだか雨の憂鬱が吹っ飛んだ。
で、パリマラソンはしないの?
Z:来年のデスティネーションはそれさ!
ベネズエラのNさんは、「もう出場したマラソンの数は忘れた」とかいうシニア。
そしてフード付きのダウンのコートを着てそのまま走る予定というめちゃくちゃぶり。
私:「そ、それはなんでも暑すぎじゃん?」というも、聞く耳持たず(ほら、おばちゃんだから 笑)
日本人のSちゃんは、マラソン歴4年で、東京マラソン出走歴3回目という驚きの当選率。
私:それあんまり周りの人に言わない方がいいんでないのー(笑)
などと話してたら、閉まっていた仮設トイレのドアが全部解放されて、一気に待ちが少なくなった。(一体なんだったのかしらん?)
ほとんど皆一緒に用を済ませ、「あと15分で閉鎖です」とか叫ばれてるブロック方面へ直行。途中にもトイレがあるがどこも行列。
ブロック内で待っている間に足先の感覚はなくなり、寒くてガタガタ震えてきて早く動きたいよー。
私はスタート時の平常心を保つために色々考えた苦肉の作、(なんで記念すべきスタートに! と怒られそうですけど) 5kmくらいまで いつも聞いているリラックス系の音楽を聞きながら走ることにし、イヤフォン装着。
私:スタートどこ?
Sちゃん:あの高い2つのタワーのあたりですー
私:ええー 結構距離あるねぇ。
と話しながらも、ガーミンが全然GPSをキャッチしなくて心配‥
そしてスタートの放送、ちょっとして周りの人々がぞろぞろと前進しだす。
Zくんがこっちこっちと合図
歩道ギリギり近くは人が少なく流れが速い。
でっかくて要領よさそうなZくんを盾に早歩きで後ろからついていく。これはスタート時間の遅れの短縮に結構役立ったと思う。
それでも全然スタート地点が見えないが、というか「紙吹雪じゃなかったの?」と思っていると、地面に紙吹雪が落ちているのを見つけ、上を見上げたらスタートゲートがすぐ前にあった。
(USAシスターズがスクショした今年のスタート)
なーんだ紙吹雪がでるのは先頭の方のスタートだけですか‥‥ 全員通るまで吹かせてほしいわ‥‥と思っている間にスタートラインを踏んだ。
みんなにバイバイしながら、
ロスは20分くらいだから5キロすぎの関門までは1時間ある、
全然大丈夫だ 落ちついて行きましょう!