人工股関節置換術 退院後 ③
看護師さんと理学療法士さんのルーティン訪問が続きます。
医療関係者であっても毎日他人が家にくるというのは気をつかいますね。
(ベッドルームに入るし、うっかりヨレヨレの下着はいてないか? とか)
理学療法士さんはいつもマッサージから始まり、その次にリハビリ運動となるのですが
マッサージで下半身パンツ一丁になり、そのままで運動に入ります。
ベッドの上で横になって行う運動も継続していますが、立位で行う運動も加わってきて
これを窓の外から誰かが見ていたら、すごく滑稽な風景だろうなと想像しながら
理学療法士さんの声に併せて1、2、3 1、2、3と運動を繰り返します。
(ちなみにパリは見せる文化のようで、よっぽど目の前に隣家の窓があるという状態とかでなければ、レースのカーテンとかありませんので丸見えです。)
マッサージのおかげか太腿の皮下出血はどんどん薄くなっていきます。
でもまだ傷口付近を中心に太腿前部から側面の皮膚は凸凹です。
それは液体が溜まっているせいだと説明されます。
傷を治すために集まってくる液体なので悪いものではないらしいです。
(水はけ? が悪いようですが、それは脇のリンパ節を取ったと同じ側なので、流れが悪いのではないかということが頭をよぎります。まあそうだったとしても、どうしようもないんですけど。)
そして迎えた術後12日目の抜糸。
縫合はホチキス留めの方法だったのですが、看護師さんが鞄からホチキス外しを取り出します。
文房具用のホチキスを外す状態を想像して一瞬引いたのですが、痛みはほとんどなく簡単に抜いていきます。
全部で12個、傷口は約10cm強。
ゲジゲジ虫のような形の傷跡、切開した傷が赤く盛り上がっていて目立つ。
今年の夏に水着になる場合、相当しっかり日焼け止めを塗るよう言われます。
(日光にあたると傷の赤さやケロイドが残るそうです。)
抜糸後、それにしてもツッパリがなくなって歩きやすい!
歩幅が広がる!
この抜糸を機にウォーキングの距離はどんどん伸びて行きます。
松葉杖は相変わらず1本使用。
これがあると屋外でも回りの人が気をつけてくれてより安心だし、やっぱり足の疲れも少ないです。
人の少ない公園や遊歩道では、松葉杖を両手で頭の上に持ち上げたりして
腕のエクササイズをしながら歩いていたこともあります。(もう回りは気にならず自分の世界に入ってます 笑)
10日後には3.5km、20日後には10km近く歩けるようになります。
そして1ヶ月たったところで松葉杖をとります。
歩く距離の相談はしていませんが(さすがに10kmとか歩いたと伝えると、驚きを越えて、沈黙されたりしますが 笑)、ココまでのステップは全て理学療法士さんと相談しています。
松葉杖なしは、最初はちょっと不安だったりもしますが、だんだん足取りもしっかりしてきて気分も爽やか。
友達から、へたな健常者より距離を歩いているね。すごい! と言われまた嬉しかったり。
さぁ 4月9日のパリマラソンまであと2週間だ!
松葉杖なしでしっかり移動と応援ができるようにがんばろっと!
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今日は旧大統領と新大統領のエリゼ宮の入れ替わりの日です。
朝からヘリコプターがぶんぶん旋回していて騒々しい。
(現在パリ市内の近上空は、政府、軍または警察関係以外は飛行禁止になっています。たぶんテロ以来。
ヘリコプターの物々しい音がすると、市民はこんどは何事だ?と心配になります。
この前のシャンゼリゼの事件の時もしかり。
それなのにトムクルーズ‥‥ 一体おいくらぐらい積んだんでしょうね。 笑)
しつこいですが、期待しているよ〜ん。↓
日本の方はフランスのバターとエコバッグが好きですね。
スーパーでみかける日本の観光客の方々の買い物かごには、いつもそれらが沢山はいっています。
バターで人気はこちらか ↓
(写真はお借りしました)
または、大人気の発酵バターこちら ↓でしょうか。
(気になって値段を調べてみたら、日本では小さいサイズで1500円もするんですね。びっくり〜 皆さん買う訳だ)
(写真はお借りしてます)
私は個人的には 大大庶民的なこちらが大好きです。
岩塩がゴロゴロ入っていて、味にインパクトがあり、うま〜い。 2ユーロ弱だし。
(発酵バターは乳臭さが強くて私は苦手です。)
で、週末なので作りました。(今日はたまたまプレジデントバターです)
SFで出勤前によく買って食べたなー。
すかしたイギリス風よりも、このカジュアルなアメリカ風スコーンがお気に入りです。
これに塩バターは、やめられないわ。