麻酔医にあってきた
今朝は手術前の麻酔医の診察だった。
最近頭に浮かんだ人工股関節に関する疑問点は、外科医に聞くのが一番だと思うけど彼にも一応聞いてみた。
この麻酔医はスイスのチューリッヒの病院に長らく勤務されてたとかで、私の苗字から前回もそうだったけどとても好意的。雰囲気は仏人というより「アルプスの少女のおじいさん」ぽい雰囲気の先生。
私:私のタイプの人工股関節の寿命は?
Dr:だいたい25年(因みに私の人工股関節は、セラミック x セラミックのヘッドにチタンの軸です)
私:だとすると私の交換時期の年齢は80歳。そうなると回復に大変だから、例えば元気なうちに再手術した方がいいの?
Dr:25年はあくまでも統計上の予測だから何とも言えない。80歳で交換は大変というが、先日 90歳前後の患者の交換の手術が2件あった。悪くないのに早目に交換するという考え方はとても日本的なような気がする?(ワハハ)今からそんなことを考えなくてよい。
私:ランニングを続けることによって人工股関節の疲弊が早まるの?
Dr:ランニングは同じ動きの繰り返しだから正しく走れば人工股関節にそんなに悪いスポーツとは思えない。それによって摩耗が進むことはない。
どちらかというとあなたの場合、乳ガンの治療の薬で早くから仮性閉経状態にしていることによる骨粗しょう症の方が怖い。そちらの管理をきちんとした方がよい。
フランスでは魚の「タラ」の肝はビタミンDがたくさん摂取できておすすめ、日本人だから魚は好きでしょ?(ワハハ)
私:タラの肝は食べたことないです💦
私:人工股関節が疲弊してきた場合の自覚症状は?
Dr:検査で色々確認するけど、一番簡単な自覚症状としては「人工股関節にする前と同じような股関節辺りの痛みが常時発生」するようになる。
私:人工股関節を交換する場合はどんな感じ?
Dr:普通は丸いヘッドかカップのどちらかが傷むので、そのどちらかを交換する場合が多いが、両方の場合もある。チタンの軸は交換しない場合がほとんど。だから軸が入っている大腿骨の管理はとても大事。
Dr:人工股関節の手術の時、痛みの感じ具合はどうでしたか?
(どれどれと、入院中の記録を見ている様子)
あ、モルヒネ 1回も使ってないね。さすがサムライ。(それはちょっと違うでしょ〜 笑)
前もってお伝えしておきますが、内視鏡手術の場合の方が術後が痛いから。
私:えええー💧
Dr:手術の切開傷は内視鏡だから前回に比べて非常に小さいけど、腱と筋肉をぐっと押しよけて骨を削るので、それらが戻るときの痛みとかが結構ある。人工股関節の時はどちらかと言うと切開傷の痛みだけど、今度のはまた別の痛みだから。
私:術後のスポーツはいつから?
Dr:歩くのは全然問題ないけど、まずはフィジオセラピーで。
自分でできることは、脚を伸ばしたまま太腿前の筋肉を収縮させては緩めるという繰り返しのエクササイズからするといい。寝たままでもできる。
次に室内バイクをゆっくりこぐこと。
いつからとか時間とかはまた退院の時に言うから、まあおとなしくときなさい(笑)
外科医はマラソン許可したみたいだけど、今の状態なら僕だったら「ここはまずハーフまでにしときなさい」と言ったと思う(ワハハ)ホントにサムライなんだからー。
私:聞かなかったことにします(笑)
私:ラボで受けた手術用の血液検査で正常範囲外と印があった点は大丈夫?
平均赤血球容量(MCV):98 fL(正常範囲 97 )
平均赤血球ヘモグロビン量(MCH):32.9 pg(正常範囲 32 )
鉄(Fer):37.4 μmol/L(正常範囲 26 )
トランスフェリンの飽和係数(Coefficient of Saturation of Transferrine):51.8 %(正常範囲 40 )
Dr:ま、血の気が多いってことだ(ワハハ)問題ないから 大丈夫。
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今日のランニング:
10分アップ + ドリル + WS 200m × 10回 + ジョグ30分
明日から雨と零下のお天気にもどりますからね。
早く着きすぎて病院近くのカフェに入ったら、じっと私を見て離れなかった方(この視線にDQN)