とりあえず走りだしました!

2017年2月20日に右側の人工股関節置換術をし、2012年から始めたランニングが続けられるのか? の記録です。

昨日のDr. B(膝)

この連休中に移動したのは田舎のある人やセカンドハウスがある人達ばかりかと思いきや、マクロンのスピーチの後、速攻でプランを立てて、金曜にでて月曜19時までに戻ってくるというショートバケーション組も大勢(もーどーしよーもない仏人 OMG)

テレビでみた パリやその他の都市から人が押し寄せた田舎の人々は どんな反応かというと、去年の3月のときとは違い それほど気にするでもなく、逆に結構ウエルカムの様子であるw。

 

世間ではイースターマンデー用のチョコレートショッピングに熱気です

もちろんチョコレート専門店も今回のロックダウンには生活必需品のカテゴリーwでオープン可能

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昨日のお付き添いの余談:

ワクチン接種の屋外受付で、師匠が予約証を見せたあと何やら交渉しだす。

「私の付き添いのこの人ね、リスクのある病気に該当するの、健康保険だって100%カバーの対象になっているんだからカードの中を見ればすぐわかるでしょ・・私たちリモートワークできな職種なの、だから毎日この人が私と同じ部屋にいるの、この人が感染したら私も危ないでしょっw・・・だから、ここで今すぐ接種の予約取れないかしらん?もちろんファイザーで!」

私:(わー 聞いてないんだけどw)「師匠いいってばー、何言ってんのw」

100%対象とは、癌治療など難病の場合は 主治医と登録医の書類申請と健康保険事務所の審査で その疾病に関係する治療についてのみ100%カバーとなる。私の場合は乳がん治療に対してのみで、その他のDr.Bとかの診察はその対象ではないってこと。通常 癌の場合は5年で100%が終了しますが、再発ハイリスクのカテゴリーであることと、薬で治療中のため未だに100パー(まぁ助かってますけどね)。

 

ワクチン:コロナにリスクのある病気(癌の場合)で現在接種の対象となっているのは

- 抗癌剤治療中の人

- 癌の診断がでてから3年以内の人 のため、私は優先対象外・・

 

受付:「ちょっと確認してきますね」と建物内へ、戻ってきて

「マダム、医師の処方箋があれば優先接種可能です。ただし年齢から mRNA系ではなくて多分アストラ、もうすぐJJが入りますけど」

(師匠が小声で、アストラならやめときなさいww >最寄りの薬局でJJ希望して予約済みだから待つよ)

さまざまな医療施設や薬局では、毎回この健康保険カードを機械に差し込んで内容をみるので「あなた100パーだけど、一体どのような理由で?」と聞かれることも度々、ほら見かけが元気だからw

っていうかこんなに元気だから、優先接種する必要はないと考えている、私の年齢で一般的に予定されている5月中旬頃でいいかな。

 

 

 

あら、また道がそれて書いて長くなっ・・・

 

では Dr.Bの診察の内容へ

 

私:お引っ越し直後の忙しい中、普段診察しない土曜日に予約入れてくれてありがとう。もう今回は本当に凹む、痛くて走れないもの。

Dr:腰のその後の調子は?

私:フィジオの腹筋主体の軽い筋トレ(ヨガ系、姿勢系のポスチャーエクササイズ含む)と、プールでのバルネオセラピーで、もう抗炎症剤が不要になった。長く座っていても痛みがでなくなった。本当にびっくり。

Dr:おー よかったよかった。

で、膝の方、この前検査したMRIの画像もみたけど、そのCD見せて。ふむふむ、半月板の状態は5年前からひどくなっているとっても、僕はどちらかというといいニュースである思う。(模型と一緒にMRIの画像を近づけたり引いたりして見せてくれるけど、模型は右足、私は左足で全然わからんw)

私:えっ?そう考える理由は?

Dr:

ー 内側と外側にある半月板のうち、損傷しているのは内側のみ(今痛いところ)

ー cartilage(軟骨?)の状況は5年前からあまり変わりない(膝変形股関節症はあまり進んでいない)、靭帯も無事

今痛みが出ているのは損傷した半月板が原因で周りに炎症を起こさせているところに、多分大きくつまづいたのが原因でしょう、腫れはそれほどでもないが(Dr.Bのエコー検査で)少し水も溜まっている。

で、今はどんな感じ?

 

私:つまづいた瞬間にヤバいと思ったのですぐ抗炎症剤を飲んだ、翌日は階段を降りるのも痛かったので薬を続けようかと思ったけど、PRP療法なら抗炎症剤を飲んでいる間はできないと言われたから1日のみでやめた。

つまづいた日から10日ほどたった頃から歩くのにはだんだん痛みが少なくなり改善してきたと思ったので、筋肉を失わないように毎回1時間ほど早歩きのウォーキングをしている。先日一度走ってみたら着地のたびに痛くて10mしか続けて走れなかった onz 

それでも痛みは少しずつ改善していると思うので、フィジオのない日は無理のない程度で今も毎日ウォーキングは続けている、歩く歩幅もやや大きくなってきた様子。ちょっと前は1時間で5kmくらいしか歩けなかったけど、最近は6km以上歩くことができる、多分今走ったら400mくらいなら続けて走れるかと思う。

Dr:ふむふむ、で 2度目のメールの内容からみると、今の気持ちとしてはさっさとオペして痛みからサヨナラしたいってことだろ?

私:そうそう、神経ブロック注射したって結局もどるもの、人工股関節の手術前に経験済み、数ヶ月で痛みはぶり返したでしょう? 人工股関節術後は2ヶ月後に走り出してた、走り出してから1年後にマラソン走って、その3日後に軽い調整手術したあと1ヶ月リハビリして現在まで痛みは全くない。膝の半月板除去手術は内視鏡なんかでやるから股関節よりうんと軽いオペでしょ?

 

Dr: 気持ちはわかるが、膝についても、いきなり手術というのはロジックではない。

ここで考えられる治療を上げてみよう

1、コルチゾンのinfiltration注射をする(日本では神経ブロック注射と言われるやつでしょうか?)

メリット:痛みに即効性がある

デメリット:薬品により軟骨を損傷させる可能性があるので治療頻度に限度がある

 

 

2、PRP(Platelet Rich Plasma)療法

メリット:

ー  自分の血液から取り出した濃度の高い血小板(白血球)を使った再生療法 / 自然療法なので体にやさしい。

ー 繰り返し受けることができる

デメリット:

ー 自然療法なので効果が出るのに時間がかかる、一般的に2ヶ月くらい後から

ー 効果も人により異なる

ー 健康保険対象外なので自己負担が多い。おおよそ200€/1回の治療費用のうち、僕の処置代は保険対象だから毎回120€くらいが自己負担になるか。健康保険以外にダブルでかけている任意保険があるならそれにもよるけど・・

この頃は整形外科分野以外に、美容エステティック分野やら色々な分野で人気が高い療法だが、値段の違いはPRPを作成するキッドだと思う。精度の高いものほど高額になると思うが、僕は膝関節にはそれほど効果の違いがないと思うのでベーシックなタイプを使用している

- 前にも言った通り15mlほど採血し、遠心分離機に5分ほどかけ、そこから抽出したプラズマ(血漿液)を患部の関節内に注射する、所用時間は1時間ちょっとくらい

- 処置後毎回10日ほどはランニング禁止

 

3、手術:

損傷した半月板を除去 → 一部補強術 → 人工膝関節に置換する方法の3ステップがある

- 損傷した半月板を除去する手術:レーザーなどで体に負担が少なく短時間で簡単にできるようになったけど、半月板がなくなるということは、その次は軟骨に直接ストレスがかかる状態になるってこと。その後、軟骨がやられたら人工のパーツを入れる補強手術 → 全体の人工膝関節置換術の流れだ。

だから損傷した半月板も できるだけキープしたいと僕は考える。

人工股関節置換術はどんどん発達しており、大腿骨に入れた軸をセメントで固めることもなく、人工股関関節のセラミック球が磨耗したらヘッド部分だけ交換できるとか、もう進歩がすごい。

残念ながら膝の方はそれほどでもない、今後技術が発達する可能性はあるが人工股関節ほどのスピードはないと思う。

 

 

でね、同じく走るのが好きな僕の膝が この状態になったらどうするかを言う。

ステップ1:まずはコルチゾンの注射をする

最近ヒアルロン酸の注射ばかりだったけど、実は〇〇コー、記録をみたら5年前のハーフマラソン前、その1ヶ月後にマラソンを控えて、急に発生した同じ側の膝痛の時に一度やっているよ。その後ずっと予防目的のヒアルロン酸注射でここまできたからそれによる効果もでているってことだ。

今回使用したいと考えているコルチゾンはその時と同じもの、3段階ある薬品で強さとしては一番軽いもの(軟骨に影響が少ないもの)でいいと思う。

それと同時に腰痛用に処方した内服薬の抗炎鎮痛剤(Naproxen)を夕食事中に1回(必ず胃を守る薬と一緒に服用のこと)、10日間ほど飲む(胃の調子が悪くなったら途中でやめて良い)

 

ステップ2:PRP療法

ー コルチゾン注射の後は数ヶ月間を置かないといけないので直近で6月下旬頃から可能、約1ヶ月の間隔を開けて2、3回

ー 抗炎症剤服を飲んだ場合は4、5日間隔を置けばば問題ない

ー これは至急ということはなく逆にいつでも良い、気候のよい夏を楽しんで、冬に入ってから開始しても全然問題ないということ

 

ステップ3:手術

手術がいけないということではないけど〇〇コーの希望するQOLの線から完全にずれるかな。

幸いにも若くなく年齢は57歳w、70歳までフルマラソンしたいということはないでしょう? 部分的な補強術なら術後も多少は走れる、ただしランニングを楽しむ程度。

他に楽しめるスポーツはいくらでもある。僕のようにスプリントディスタンスやショートディスタンスのトライアスロンに転向はどお?w

完全な人工膝関節になったらフルマラソンのような距離を走るのは無理というか走るのは無理、人工股関節とは違う。人工膝関節術後、脚を長時間使うスポーツとして許可されるのはノルディックウォーキングまでくらいかな・・・

 

 

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ここの昔ながらの りんごのタルト がウマいんだわさ。

 

つづきま〜す